ドクツルタケ
- 一般名
- ドクツルタケ
- 地域名/別名
- シロコドク,テッポウタケ
- 特徴
- 針葉樹林,広葉樹林の地上に発生する。食用のシロマツタケモドキに似ているが,似たきのこにはドクツルタケをはじめ猛毒きのこが多いので,この手の白いきのこは控えるべきである。
- 間違えやすい食用きのこ
- シロマツタケモドキ,ハラタケ,ツクリタケ
- 症状
- 食後6~24時間後にコレラ様の症状(嘔吐,下痢,腹痛)が現れるが1日でおさまり,その後24~72時間で内臓の細胞が破壊され肝臓肥大,黄疸,胃腸の出血などの肝臓,腎臓機能障害の症状が現れ,死亡する場合がある。催吐,胃洗浄,活性炭投与など適切な処置が必要である。
- 毒性成分
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アマトキシン類(amatoxins;α-amanitin など),ファロトキシン類(phallotoxins;phalloidin,phallacidinなど),ジヒドロキシグルタミン酸,ビロトキシン類
amatoxins
phallotoxins
- 統計データ
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年別 発生件数 摂食者総数 患者数 死者数 2000 1 4 4 0 2001 0 0 0 0 2002 0 0 0 0 2003 1 2 2 0 2004 0 0 0 0 2005 1 2 2 0 2006 0 0 0 0 2007 0 0 0 0 2008 1 3 1 0 2009 0 0 0 0 2010 0 0 0 0 2011 0 0 0 0 2012 0 0 0 0 2013 0 0 0 0 2014 0 9 0 0 2015 1 1 1 0 2016 0 0 0 0 2017 0 0 0 0 2018 0 0 0 0 2019 0 0 0 0 2020 0 0 0 0 2021 0 0 0 0 2022 0 0 0 0