ツキヨタケ
- 一般名
- ツキヨタケ
- 地域名/別名
- つきよ,くまべら,わたり,どくもたし,どくきのこ(岩手県) つきよんだけ,つきよだけ,どくあかり,きかりきのこ,ひかりだけ(秋田県) ひかりごけ(新潟県) くまべら,こうずる(富山県) ぶなたろう(福井県)
- 特徴
-
ツキヨタケはヒダが暗所で蛍光黄緑色を発する特徴がある。
ツキヨタケは食用のムキタケと同じ場所に混生して生えていることがあり,そのときに誤認して摂食してしまうことがある。
- 間違えやすい食用きのこ
- ムキタケ,ヒラタケ,シイタケ
- 症状
- 食後30分~1時間程で嘔吐,下痢,腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる。 幻覚痙攣を伴う場合もあるが,翌日から10日程度で回復する
- 毒性成分
-
イルジンS(illudin S),イルジンM(illudin M):胃腸系の中毒
デヒドロイルジンM(dehydroilludin M),ネオイルジンA,B(neoilludin A,B):細胞毒など。
illudin S
illudin M
dehydroilludin M
neoilludin A
neoilludin B
- 統計データ
-
年別 発生件数 摂食者総数 患者数 死者数 2000 13 61 67 0 2001 3 45 45 0 2002 19 110 91 0 2003 11 39 36 0 2004 16 53 52 0 2005 15 70 63 0 2006 17 65 61 0 2007 18 83 78 0 2008 19 81 72 0 2009 20 69 63 0 2010 27 95 89 0 2011 16 60 59 0 2012 34 125 111 0 2013 16 65 60 0 2014 15 69 65 0 2015 14 43 39 0 2016 19 62 59 0 2017 6 15 15 0 2018 7 15 13 0 2019 14 35 31 0 2020 14 40 35 0 2021 7 27 25 0 2022 3 10 7 0