トリカブト
- 一般名
- トリカブト
- 地域名/別名
- カブトギク,カブトバナ,アコニツム
- 特徴
- 早春から初夏にかけての山菜採集時期に,トリカブトの芽生え時期の葉と酷似している食用野草のニリンソウやモミジガサなどと間違って誤食される中毒事故が多い。塊根は加工して漢方生薬「附子」「烏頭」などとして利用される。
- 間違えやすい食用植物
- ニリンソウ,モミジガサ
- 症状
- 口唇や舌のしびれに始まり,次第に手足のしびれ,嘔吐,腹痛,下痢,不整脈,血圧低下などをおこし,痙攣,呼吸不全(呼吸中枢麻痺)に至って死亡することもある。致死量はアコニチン2〜6mg。
- 毒性成分
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アコニチン(aconitine), メサコニチン(mesaconitine), ヒパコニチン(hypaconitine)など
aconitine
mesaconitine
hypaconitine
- 統計データ
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年別 発生件数 摂食者総数 患者数 死者数 2000 1 2 2 0 2001 1 1 1 0 2002 7 14 17 1 2003 3 11 9 0 2004 4 7 7 0 2005 2 8 8 1 2006 1 2 2 0 2007 2 4 4 0 2008 1 2 2 0 2009 3 7 5 0 2010 1 1 1 0 2011 0 0 0 0 2012 2 5 4 2 2013 1 1 1 0 2014 0 0 0 0 2015 0 0 0 0 2016 0 1 1 1 2017 0 0 0 0 2018 0 0 0 0 2019 4 11 10 0 2020 1 1 1 0 2021 0 0 0 0 2022 1 2 2 0